2001-08-17 ArtNo.26836
◆輸出低迷打破目指す中期輸出政策を近く発表:商工省経済顧問
【バンガロール】商工省は、成長鈍化が著しい輸出貿易を活性化する狙いから中期輸出政策を発表するものと見られ、ある種の領域に照準を合わせた、輸出振興策が採用される見通しだ。
エコノミック・タイムズが8月14日伝えたところによれば、商工省のH A C Prasad経済顧問は“2001年アジア太平洋エンタープライズ・サミット”の席上、以上の消息を語った。それによると、インドの世界貿易に占めるシェアは1.67%に過ぎない。
今年初2ヶ月(2001/4-5)の輸出成長率は主要市場のスローダウンやリセッションの兆候から僅か1.5%にとどまった。リセッションを輸出成長鈍化の口実にするだけでなく、幅広い輸出品目リストを揃え、輸出復調のための対策を講じる必要がある。輸出競争力を増すには、企業家は、ローエンド製品に照準を合わせるのではなく、バリュー・チェーンを遡る必要がある。アジア太平洋地域に関して言えば、中国や東南アジア諸国はより多くの製品を日本に輸出している。
ニッチ製品に照準を合わせるべきで、インドは、例えばサービス部門では情報技術(IT)、コンサルティング、医療教育、衛星マッピング、ラボ・テスト等をオファーできると言う。
|