SEAnews 2001-08-17 ArtNo.26832

【ムンバイ】Ranbaxy Laboratories Ltd(RLL)は、合併買収(M&A)を専門に担当する取締役を指名、Ｍ＆Ａイニシアチブを鮮明に打ち出した。
インディアン・エクスプレスが8月14日報じたところによると、ニューデリー拠点のＲＬＬは、1ヶ月ほど前にAmit Desai氏をCore Healthcareから引き抜き、同氏にＭ＆Ａ対象企業を物色、篩にかける新任務を委ねた。
ＲＬＬはKopran社のアンギナ(絞扼感を伴う疾患－口峡炎・扁桃炎・狭心症などの総称)治療薬Atenの商標とその調剤事業の買収を図っており、Desai氏のM&A担当取締役指名は、こうした動きと時を同じくしている。
ＲＬＬは最近、Hindustan Lever(HLL)／Colgate／Gilletteの様々なレベルの人材を引き抜いており、例えば元Colgate社員のU Upendra氏は人事担当副社長に、元HLL社員のA Malhotra氏はＯＴＣ担当主任兼地域担当取締役に、元Gillette社員のL Ahluwalia氏は金融担当取締役に、それぞれ指名された。
その反面、ＲＬＬは、ムンバイ拠点のLupin LaboratoriesにはHimadri Sen氏を初めとする研究開発(R&D)部門のスタッフを、Wockhardtにはマーケッティング担当取締役のSandeep Sahney氏を、それぞれ引き抜かれている。