2001-08-17 ArtNo.26825
◆Telco、一連の新モデル投入により商用車販売の拡大目指す
【ムンバイ】Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)は、商用車の中で最も売れ行きの良い16トン・トラック・カテゴリーに複数の新モデルを注入する計画だ。
ビジネス・スタンダードが8月14日伝えたところによれば、中型商用車販売の40%の下降が昨年の500クロー(US$1.1億)損失の主因とされるが、Telcoは16トン車新モデルの投入により需要を喚起、失地挽回を図る。Telcoはまたハイマージンの25トン大型商用車にCNG(圧縮天然ガス)バージョンを加え、同カテゴリーにおける顧客の選択の余地を拡大する。CNGシリンダー8基を搭載したこの種の車両は1回のガス充填により、350キロ走行できる。これらの新モデルは今会計年度第3、第4四半期に発売される。
Telcoはこの他、Tata Sumo Deluxeの新バージョンを発売、多目的車市場におけるToyota Qualisの伸張に対抗する。Telcoは現在多目的車市場にSumoとSierraを、またスポーツ多目的車市場(SUV)にSafariを投入しており、農村市場をターゲットにしたSumoのローエンド・バージョン、Spacioが最大の売れ行きを見せている。この他、Dilip Chhabria氏のデザインに成るスタイリッシュなSumo新バージョンも揃えている。
一方、エコノミック・タイムズが8月13日伝えたところでは、Telcoは大型商用車カテゴリーに49トン車を加え、トップエンド顧客のニーズに応じる計画だ。インドではボルボが49トン車を販売しているが、これまでのところTelcoの大型モデルは40トンまでで、新たに発売される49トン・モデルにはCumminsエンジンが搭載されるもようだ。
この他、エアコン車やシングル及びダブル寝台装備の車両も今月末に発売、2トン前後の軽商用車新モデルの紹介も予定している。
Telcoの新製品投入戦略の立案を引き受けているコンサルタント会社Warwick Manufacturing Groupは、全製品をカバーする8件の新プロジェクトを準備していると言う。
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