2001-08-17 ArtNo.26824
◆Telco、余剰設備利用しアウトソーシング市場開拓
【ムンバイ】Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)はマハラシュトラ州Puneとジャールカンド州Jamshedpurに設けた工場の余剰設備を利用して他の自動車会社のプロジェクト・ワークを請け負い、設備稼働率と売上の向上を図っている。
ビジネス・スタンダードが8月14日報じたところによれば、Telcoのプロジェクト・エンジニアリング部門は最近Fiat India、Toyota Kirloskar、Mahindra & Mahindraからダイ製造契約を受注した。同社は向こう数ヶ月間により多くの同様のアウトソーシング・ジョブを請け負う計画だ。
TelcoのPM Telang副社長(操業担当)によると、この種のアウトソーシング・ビジネスを手掛ける理由は設備稼働率を高めることにあり、同社は関係国際入札にも参加している。
ハイ・マージンを享受できる車両関連のアウトソーシング契約に照準を合わせているが、それ以外の様々な引き合いも受けている。しかしまだ具体化していない。
Telcoの鋳造部門はEオークションに参加、複雑で高付加価値の鋳造契約の獲得を目指している。これまでにHoneywell-Garrettからタービン・ハウジングの鋳造契約を獲得、目下Spicerとの商談を進めている。
ジャムシェドプル工場は、リーフ・スプリングの製造プロジェクトを手掛けている他、海外からの鋳造契約獲得を目指している。
プネー工場では訓練プログラムも引き受けており、冶金研究施設も外部からの契約獲得の機会を探っている。
またプネーのインディカ製造工場のペインット・ショップはメルセデス・インディアと塗装契約を結んでいると言う。
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