2001-08-17 ArtNo.26822
◆マハラシュトラ州、US$14億ムンバイ大橋計画承認
【ムンバイ】マハラシュトラ州政府は、中央政府の環境森林省に続き総コスト6600クロー(US$14.05億)の“ムンバイ・トランス・ハーバー・シー・リンク(MTHL)”プロジェクトを承認した。
ビジネス・スタンダードが8月15日州政府筋の言として伝えたところによると、MTHLプロジェクトは再開発を阻害する特異なムンバイ市の地形を配慮したもので、ムンバイ・ハーバーを跨ぎムンバイ市内SewriとメインランドのNhavaを結ぶ道路リンクが形成される。6車線の道路と2本の鉄道軌道を備えた全長25キロの大橋の建設が予定されており、プロジェクトが完成すればムンバイ市内の交通渋滞と排気ガス公害が大幅に軽減される。
現状では北部に向けた拡張が可能だが、再開発を実行すれば交通渋滞と排気ガス公害を深刻化させ、通勤時間を延長させることになる。これに対してMTHLを設けるなら、メインランド側の開発が可能になり、交通渋滞は解消し、通勤時間は短縮される。
計画では大橋の他、高架道路、インターチェーンジの建設やナショナル・ハイウェー(NH)4、NH4B、NH17、ムンバイ・プネー高速道路への接続工事が予定されている。プロジェクトは着工後、5年で完成する見通しだ。
マハラシュトラ州政府はまた1000クロー(US$2.13億)を投じ、Thane市内に全長21キロの大量高速輸送(MRT)システムを建設することを計画している。マハラシュトラ州道路開発公社(MSRDC:Maharashtra State Road Development Corporation)が同プロジェクトの担当機関に指名され、目下事業化調査を進めている。
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