2001-08-14 ArtNo.26804
◆スクターズ・インディア、電動車発売に向け国営石油と提携検討
【コルカタ】Scooters India Ltd (SIL)は、電動三輪車“Vikram EV”の発売に向けガソリン・スタンドに蓄電装置を据え付けるようIndian Oil Corporation (IOC)やHindustan Petroleum Corporation (HPCL)等の公共部門石油会社に働きかける計画だ。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが8月11日消息筋の言として報じたところによれば、SILはまたExide Industriesと、バッテリーの供給問題を協議している。CILは目下、Delhi、Lucknow、Jaipur、Agra、Kolkataのディーラー店舗に実験的に充電装置を据え付け、試験走行中の約250台の電動三輪車の需要に応じている。
電動三輪車は120キロ走行するごとに充電を必要とするため、石油会社と充電ステーション協定を結ぶことは、プロジェクトの成否の鍵になる。SILが照準を三輪車に合わせたのも、大部分の三輪車は市内の既定ルートを走行しているため。
長距離走行を目的とする際には、ガソリン・エンジンもしくはディーゼル・エンジンを併用する必要があり、欧州では既にその種のハイブリッド・エンジン車が流行している。しかしコストが嵩むため、インドではまだ現実的でないと言う。
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