【ハイデラバード】Bajaj Auto Ltd(BAL)は、スクーター販売の不振を克服する狙いからモーターサイクル並みの高い燃料効率を実現したスクーター新モデルを近く発売する。
ビジネス・スタンダードが8月11日、BALのR L Ravichandran副社長(ビジネス開発&マーケッティング担当)の談話を引用し報じたところによれば、スクーター新モデルのデザインは既に完成、目下テストが進められており、次期四半期には発売できる見通しだ。
BALの昨年の月間平均モータサイクル販売は前年の2万8000台から4万5000台に65%増加したが、スクーターのそれは6万台から4万台に下降した。エコノミー・モデル“Chetak”の発売により、スクーター販売の大幅な下降局面に歯止めがかけられたものの、営業マージンは18%から9%に下降、打撃を完全に克服することはできなかった。バイク販売の好調とスクーター販売の不振は、主に両者の燃費の相違に由来していることから、高燃費のスクーター新モデルを発売する方針を決めた。同社はこれにより非成長領域を成長領域に転換することを目指していると言う。