SEAnews 2001-08-14 ArtNo.26799

【ムンバイ】Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)に率いられる金融機関はBhushan Steel and Strips (BSS)の年産50万トンの輸出志向型冷間圧延コイル(HRC)プロジェクトに650クロー(US$1.38億)の融資を認めた。
インディアン・エクスプレスが8月11日伝えたところによれば、ＢＳＳはマハラシュトラ州Patalgangaに750クロー(US$1.597億)を投じてＨＲＣプラントを設ける。
鉄鋼産業に対する融資が既に許容限度に達したと伝えられる中で、ＢＳＳへの新規融資が認められたことにより、ＩＣＩＣＩやIndustrial Development Bank of India(IDBI)等の地元金融機関の鉄鋼産業に対するエクスポージャーは一層高まることになる。また業界アナリストは、国内的にも国際的にもＣＲ業界の設備過剰が一層深刻化するものと見ている。
既に鉄鋼産業に対するエクスポージャーが14.3％に達するＩＤＢＩ幹部は、これ以前には、上流部門にしろ、下流部門にしろ、最早鉄鋼産業には新規融資は行わないと述べており、鉄鋼産業にこれまでに1万2816クローを貸し付け、同部門へのエクスポージャーが7％を超えるＩＣＩＣＩ幹部も一層の同業界への融資には関心がないとしていた。