2001-08-14 ArtNo.26796
◆P&O、チェンナイ・コンテナ・ターミナル開発契約獲得
【ムンバイ】オーストラリア拠点のP&O Portsに率いられるコンソーシアムは終にタミールナド州におけるチェンナイ・コンテナ・ターミナル(CCT)の再開発契約を獲得した。
エコノミック・タイムズが8月10日伝えたところによると、9日に調印された30年間のコンセション契約の下、既存のターミナル・オペレーションが近代化され、チェンナイ港が主要なハブ・ポートに生まれ変わる。今日水深13メートル強の水路は浚渫により15.5メートルの水深が確保され、最大級のコンテナ船の寄港も可能になる。P&Oのステートメントによると、同プロジェクトには向こう5年間に1億米ドルが投資される。また隣接した鉄鋼荷役用バースの引渡が行われた後、さらに7000万米ドルが投じられる予定だ。コンソーシアムにはP&Oポーツが75%、Chettinad Groupが20%、MBEC Groupが5%出資している。
CCTは今日既にJawaharlal Nehru Portに次ぐ国内第2のコンテナ港で、国内コンテナ処理量の15%に相当する年間38万5000TEU(20フィート・コンテナ換算単位)を処理、年率約15%の成長を遂げている。東部地区で大規模なコンテナ処理が可能な港湾は、CCTを除けばコルカタ港が存在するのみと言う。
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