2001-08-13 ArtNo.26790
◆米国通商代表、貿易新ラウンド協議に背を向けるインドに警鐘
【ニューデリー】米国のロバート・ゼーリック(Robert Zoellick)通商代表(USTR)は8日にムラソリ・マラン商工相と会見、翌9日は業界代表と会談、「インドが世界貿易機関(WTO)の新ラウンド自由化討議に反対し続けるなら、発展途上国が最も大きな利益を得られる国際貿易の潮流から取り残されるだけである」と警鐘した。
エコノミック・タイムズが8月10日伝えたところによると、8日にインドからの5億4000万米ドルの輸入品に関税免除を認めると宣言したゼーリック代表は、翌日のインド業界代表との会談の席では、関税/非関税障壁を巡らすインドの貿易政策を厳しく非難、飴と鞭を使い分ける攻勢を展開した。
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