2001-08-10 ArtNo.26771
◆本田、インドをロー・エンド・スクーターの設計・製造ハブに
【ニューデリー】本田技研工業は当面インドをロー・エンド・スクーターの設計・製造ハブにする計画で、その後他の二輪車セグメントにまで対象を拡大する。
ビジネス・スタンダードとエコノミック・タイムズが8月7日、Honda Motorcycle & Scooter India (Pvt) Ltd (HMSI)のタキグチ社長兼CEOとスズキ財務部長の言を引用し伝えたところによれば、インドにおける事業拡張計画の一環としてHMSIの年産能力は現在の10万台から20万台に拡大される。HMSIにはこれまでに200クロー(US$4259万)が投資されたが、今会計年度中に100クロー(US$2129万)が追加投資される。
ハイエンド・バイクの輸入の可能性やマニュアル・ギア・スクーターを含むエコノミー・モデルの発売が検討されているが、当面三輪車市場に参入する計画はない。
Hero Honda Ltdの対等出資地元パートナー、Munjal一族に、将来HMSIのシェアをオファーする可能性は有るが、まだそのような話し合いは行われていないと言う。
同社筋によると、最初のスクーター・モデル“Activa”を最近発売したHMSIは、今年内に第2のモデルを発売する可能性を検討しており、マニュアル・ギアのエコノミー・バージョンを発売、地元スクーター・メジャー、Bajaj Autoに挑戦する可能性もある。
今年は通年で1500台のスクーターを輸出する計画で、今後輸出は大幅に拡大する。輸出先にはネパール、スリランカ、ラテン・アメリカ、メキシコ、トルコ、日本が含まれる。
インドの二輪車市場は2004年には500万台に達し、内スクーターが120万台を占めるものと見られる。HMSIはスクーター20万~30万台を販売25%のシェアを占めることを目指している。また年間20万台を販売すれば、採算ラインに乗ると言う。
|