2001-08-07 ArtNo.26760
◆HPCL、Bhatinda製油所を2005年12月までに完成
【ニューデリー】Hindustan Petroleum Corporation Ltd (HPCL)はパンジャブ州Bhatindaに9806クロー(US$20.88億)を投じて建設する年産900万トンの製油所を2005年12月までに完成させるものと見られる。
サウジアラビアのAramcoと米国のExxon Corporationが手を引いたことから、プロジェクトはHPCLとPunjab State Industrial Development Corporationの74:26の合弁で進められるが、時期を見て第3のパートナーが呼び入れられる可能性も有る。借入/自己資本比率は1.5:1になる見通しだ。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが8月6日、消息筋の言として報じたところによると、2000エーカーの用地を66クローで手に入れたHPCLは、製油所に付属する500MW(メガワット)発電所の建設認可も得、これまでに当初予算200クロー中118クローを投じ、アプローチ・ロードを40%ほど完成させた。
詳細事業化調査はオランダ企業ABB Lumusに委ねられた。原油はグジャラート州のMundraから1006キロのパイプラインを通じてBhatindaに供給される。グジャラート州Kutch県Mundraにはミニ・ポートの開発も予定されている。
HPCLは2001年末までに製油所プロジェクトを実行するため近くプロセス・ライセンサーを指名する見通しで、次期会計年度の初めには原油パイプラインの敷設工事を発注するものと見られる。HPCLはまたプロジェクト・マネージメント・コンサルタント(PMC)の指名を計画しており、今月末にはPMCの資格審査入札が募集される見通しだ。
新製油所では、液化石油ガス(LPG)20万トン、プレミアム・ガソリン25万トン、レギュラー・ガソリン55万トン、航空タービン燃料(ATF)12万トン、灯油45万トン、ディーゼル550万トン、硫黄23万トン、その他の石油製品100万トンが生産される。
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