SEAnews 2001-08-06 ArtNo.26745

【ニューデリー】インドのトップ電気通信事業会社として浮上したBhartiグループは、セル式電話8サークル、基本電話4サークル、そして200都市以上をカバーする長距離電話網から成る新テレコム・ベンチャーに6000クロー(US$12.777億)を投資。内3000クローは借入で、残りは自己資本で賄う方針だ。
ビジネス・スタンダードが8月4日、Bharti EnterprisesのRajan Mittal重役(MD補)の言として報じたところによれば、バーティは第4次セル式電話ライセンス入札で獲得した8サークル(Mumbai/ Maharashtra/ Gujarat/ Tamil Nadu/ Kerala/ Haryana/ UP west/ Madhya Pradesh)のサービスに1600クロー(US$3.41億)を投資する。2002年3月までに各サークルのサービスを開始、3年内に全てのサークルの経営を採算ラインに乗せる。今年のグループ営業額は昨年の1250クロー(US$2.66億)から2000クロー(US$4.26億)にジャンプするものと予想される。
インドのセル式電話ユーザーは2、3年で4000万人に達する見通しだが、同社は少なくともその25％を獲得する計画だ。取り分け西部地区のサークルに照準が合わされ、西部では各サークルに約400人のスタッフが配置される。基本的にデリー・オフィスにより管轄される北部地区のサークルには各100－150人が配置される。
一方、バーティ・グループのSunil Bharti Mittal会長兼ＭＤがインディアン・エクスプレス(8/3)に語ったところによると、グループのスタッフ総数は現在の約4000人から4ヶ月以内に約6000人に拡大される。グループは目下大規模な組織再編を進めており、同再編は8月末までに完了する。再編の目的は、中国を除く世界最大のテレコム企業になること。こうした事業の急成長と再編についていけないスタッフは退職することになるが、その数は30～40人以内と見積もられると言う。