【ムンバイ】インド国内最大の商用車メーカー、Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)は、過去5四半期に及ぶ赤字経営の改善を目指し、今会計年度に依願退職スキームを通じて1500人を整理する。
エコノミック・タイムズが8月3日、Telco筋の消息として報じたところでは、取締役会は先々週の会議で“規模最適化(optimum-sizing)”と命名された計画を採択した。Telcoは全ての部門の現場労働者と管理職の最適な数の算出を進めており、同作業は1ヶ月以内に完了する。依願退職は向こう3ヶ月間に主に工場現場職員を対象に募集される。マハラシュトラ州Pune工場(従業員1万3250人)、ジャールカンド州Jamshedpur工場(同8511人)、ウッタルプラデシュ州Lucknow工場(1014人)が対象になる。
Telcoは現在管理職を含め2万4100人を雇用、内2050人が乗用車部門に勤務している。Telcoは昨年ESSスキームの下3000人を整理した他、勤務成績不良と評価された管理職600人に退職を勧告した。同社は過去4年間に自然損耗(年間約700人)を含め従業員総数の34%に相当する1万3000人を整理したと言う。