2001-08-06 ArtNo.26734
◆DRL、米フルオキセチン市場で一群のジェネリック企業と競争
【ハイデラバード】Dr Reddy's Labs(DRL)は8月3日から米国における40mgフルオキセチン(Fluoxetine)カプセルの販売を開始したが、一群のジェネリック薬品会社と熾烈な競争を展開することになりそうだ。
エコノミック・タイムズが8月4日、DRLのステートメントを引用し報じたところによると、米国食品薬品局(FDA)から40mgフルオキセチン・カプセルの180日独占販売権を認められた同社は、Eli Lillyの抗欝剤Prozac(フルオキセチンの一般名称)の特許権が8月2日に切れるのを待って、3日から販売を開始した。
しかしビジネス・スタンダードがこの日報じたところによると、DRL以外にも一群のジェネリック薬品会社が異なる服用料のフルオキセチンの独占販売権を認められており、DRLはこれらの同業者と米国ジェネリック市場のシェアを競うことになる。
DRL以前にEli Lillyから特許権侵犯で訴えられたBarr Laboratories Incは20mgカプセルを発売するが、20mgカプセルはEli Lillyの270万米ドルProzac売上中の220万米ドルを占めている。この他、例えばドイツ企業Merckは10mgと20mbの錠剤を、Teva Pharmaceutical Industries Ltdは5ml/20mg経口液剤を、スイスの製薬会社Novartis AG傘下のGeneva Pharmaceuticals Incは10mgカプセルを、それぞれ180日独占販売権を得て発売する。
20mg Prozac30日分の米国市場における価格は80~95米ドルだが、Barrが発売するジェネリック・バージョンの価格はこれを30%ほど下回る。このため上記の企業が市場に参入するのに伴い、フルオキセチンの価格は向こう6ヶ月間に大幅に下降する見通しと言う。
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