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2001-08-06 ArtNo.26733
◆今年の雨期、US$3.4億損失招来、農業生産下降も
【ニューデリー】インド南西部の雨期が7月末に明けたことから、今年の雨期の状況を点検すべき時期を迎えているが、地域的降雨不足から控えめに見ても1612.66クロー(US$3.43億)の経済的損失が予想され、農業生産が下降する兆しが生じている。
インディアン・エクスプレスが8月2日伝えたところによると、これまでの降水により、全国70の主要貯水池の水量は8737MW(メガワット)の発電と1109万1000haの灌漑に供することが可能だが、インド半島と東北部の一部は旱魃の脅威に晒されてており、オリッサ、ビハール、チャッティースガル、ケララ、北東部諸州の一部、パンジャブでは、食糧生産に被害が生じている。
しかしインド気象庁(IMD:India Meteorological Department)は、これまでに440mmの通常レベルを7~10%上回る降水が記録され、今年のモンスーンは順調と宣言した。
見たところ気象庁は、地域差を無視して、今年のモンスーンは順調としているが、マハラシュトラ、アンドラプラデシュ、カルナタカ、ケララ、タミールナド、ラクシャドウィープ諸島、アンダマン&ニコバル諸島、アルナチャルプラデシュ、アッサム、メガラヤ、シッキム、北ベンガル地区の降水量は不足しており、旱魃の被害が予想されている。特にアンドラプラデシュ州Rayalaseemaの状況は深刻だ。こうした点から今年は昨年に比べ状況が一層悪化していると言う。
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