2001-08-03 ArtNo.26732
◆AV Birla、アルミ子会社IndalにCVAシステム導入
【ムンバイ】AV Birlaグループは、株主価値の増殖を目指し、グループの旗艦Hindustan Aluminium Company (Hindalco)の傘下に収めたIndian Aluminium Company (Indal)に世界のトップ企業とも比較可能なキャッシュフロー付加価値(CVA)システムを段階的に導入する。
ビジネス・スタンダードが8月2日報じたところによると、HindalcoのKumar Mangalam Birla会長は1日催された年次総会の席上、以上の消息を語った。それによると、CVAの導入はビルラ会長が公約した株主価値増殖のためのストラクチャーを構築する第1歩で、最終的にグループ企業の全てに導入する。構築を目指すストラクチャーは収益性、資産生産性、成長の3点に照準を合わせたものになる。
HindalcoとIndalの共同作用から生じる価値を還元するプロセスは順調にスタート、ロジスティクスの統合、製品の合理化、最良技術の移転が進んでいる。成長志向のイニシアチブ、規模の経済性の実現、コスト削減等の持続的努力が奏功し、2001-02年度の業績見通しは明るい。Indalとの協働と既存業務の拡張が成長を牽引する他、付加価値領域におけるプレゼンスを強化する積極的なマーケッティング戦略が採用される。既にオリッサ州Renukootの精錬施設の拡張計画が着手されており、アルミとアルミナの精錬施設の年産能力が10万トンと21万トン拡張されると言う。
|