SEAnews 2001-08-03 ArtNo.26722

【ニューデリー】Escortsグループは、第4次セル式電話入札で4サークルのライセンスを獲得した100％子会社Escorts Telecommunications Ltd(ETL)の49％のシェアを外国の戦略パートナーに売却する方針だ。
エコノミック・タイムズが8月2日報じたところによれば、エスコーツのRajan Nanda会長は同紙に以上の計画を語った。それによると、グループはまたＥＴＬを既存のセル式電話会社Escotelと合併し、グループのセル式電話ビジネスをEscotelの下に統合することを計画している。このため新パートナーを向こう数ヶ月間に見出し、早急に合併を実行に移す。潜在的戦略パートナーのリストには、目下、Escotelに49％出資している香港拠点のFirst Pacificも含まれる。
ＥＴＬが獲得したパンジャブ、ウッタルプラデシュ、ラジャスタン、ヒマチャルプラデシュ4サークルに対する向こう3年間の投資額は1130クロー(US$2.41億)と見積もられ、内230クロー(US$4898万)は、4サークルのライセンス料として既に支払われている。残りの900クローの内、500クローは自己資本、400クローは借入で賄う予定だ。このためＥＴＬの自己資本ベースは500クロー(US$1.06億)を予定している。
北部インド最大のセル式電話会社になった同社の向こう3年間の売上の50％以上が、セル式電話ビジネスからの収入になる見通しだ。ちなみにEscotelは現在ケララ、ウッタルプラデシュ西部、ハリヤナの3サークルのセル式電話ビジネスを手掛けている。
同社はプリペイド・カードによる支払い方式を大々的に採用、これにより管理コストや人件費をカットする。契約者ベースは現在の35万人から2002年3月までに65万人に拡大するものと見られる。
ナンダ氏は、また急速に進む国内セル式電話産業の再編に触れ、「卓越したサービスを提供するものだけが勝ち残るだろう」と予想した。