2001-08-02 ArtNo.26703
◆エキサイティング/耐久性がCTV選択基準のトップに
【チェンナイ】消費者がカラー・テレビジョン(CTV)を購入する際の選択基準は、過去2年間に劇的な変化を遂げ、エキサイトメントや耐久性が優先順位のトップに掲げられ、ブランドの知名度や信頼性は後方に押しやられている。
インディアン・エクスプレスが7月31日報じたところによると、市場調査会社Francis Kanoi Marketing Research Companyの競争力調査レポートは、「韓国のLGがこうした点で1999年以来急速に台頭した」と報告する一方、「こうした傾向が持続するなら、変化は予想を上回る速さで進行し、伝統ブランドはそのイメージを最初から再構築せねばならなくなる」と警鐘している。同報告書によれば、2年前の調査ではブランドの知名度が選択基準のトップに掲げられ、エキサイトメントは4番目にランクされていた。
成長の速度と持続性で、LGに比肩するブランドは存在しないが、南部地区にはまだ同社のプレゼンスは確立していない。南部地区は国内第2のCTV市場であるばかりでなく、LGがターゲットにするミッド・バリュー・マーケットでもある。
これからCTVを購入する潜在バイヤーの28%はBPLをファースト・チョイスとしており、VideoconとOnidaが各15%でこれに続いている。とは言えBPLの支持率は1999年調査時の35%から7%ポイントも下降、特に月収1万2000ルピー(US$255)以上の世帯に限った場合、12%ポイントも後退している。またOnidaは最も普及したCTVブランドではあるが、これからCTVの購入を考える者の中では僅かなシェアしか占めていない。これは恐らくOnidaは、エキサイトメントの最も少ない、旧式ブランドと認識されているためと見られる。
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