2001-07-31 ArtNo.26697
◆Tata Chemicals/Rallis合併で、農業化学複合企業誕生?
【ムンバイ】タタ・グループはTata ChemicalsとRallis India Ltdの合併を検討しているもようで、年商2500クロー(US$5.32億)余りの農業化学コングロマリットが誕生する見通しだ。
エコノミック・タイムズが7月30日、消息筋の言として伝えたところによれば、タタ・グループ・トップは同構想に詳細な検討を加えており、12ヶ月の準備期間後に合併に着手する暫定方針を決めている。同期間両社は収益性の向上と合併に有利な環境の醸成に努める。
3000クロー(US$6.39億)の資本基盤を擁するタタ・ケミカルは、非中核ビジネスから撤退、ソーダ灰/塩/肥料ビジネスに集中する戦略を採用している。
他方、巨大なマーケッティング・ネットワークを有するRallisは輸入肥料ビジネスを縮小し、タタ・ケミカルの尿素肥料取引に力を集中している。また製薬事業を売却、農業化学に特化、ファーイン・ケミカル・ビジネスの売却も検討中と言われる。
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