【プネー】マハラシュトラ州プネー拠点のDeepak Fertilisers and Petrochemicals Corporation(DFPC)は25クロー(US$532万)を投じて硝酸アンモニウムの製造能力を年間10万トン拡張する。
ビジネス・スタンダードが7月27日報じたところによると、硝酸アンモニウムは、昨年(2000-01)のDFPC営業額の13%を占め、前年の9%から拡大した。DFPCはまたメタノールの国内販売の拡大を目指しており、大口の工業ユーザーには、顧客の敷地内に貯蔵施設を設け、安定供給を保証する計画だ。
一方、DFPCはイランの国営石油会社とイラン国内に合弁会社を設立する問題を協議している。DFPCのC K Mehta会長及びD C Mehta重役(MD)が26日語ったところによれば、同社は世界第2のガス資源国、イランに合弁会社を設け、肥料工場に対する低コストなガスの供給を確保するとともに、一部のガスは他社に売却する計画だ。目下イランの代表がインドを訪れ、同社幹部と関係問題を協議している。海外合弁事業の経費は、外国パートナーも拠出するため、内部資金で賄うことができる見通しだ。
DFPCはこれ以前にタンザニアにガス・ベースのアンモニアとメタノールの製造施設を設けることを計画したが、タンザニア政府の冷ややかな姿勢から計画を見合わせた経緯が有る。タンザニア政府は天然ガスの供給に関して、恐らく国際市場価格を上回る価格を要求したものと見られる。
DFPCの今年第1四半期(2001/4-6)の純売上は前年同期の127クローから123クロー(US$2619万)に、税引き前利益は14クローから13.5クロー(US$287万)に、それぞれ僅かに下降したと言う。