2001-07-30 ArtNo.26685
◆RPL/シェル/カルテックスがIBP持分買収レースの先頭に
【ムンバイ】地場民間製油会社Reliance Petroleum Ltd(RPL)、国際石油メジャーのShellとCaltexが、石油小売会社IBPの政府持分買収レースの先頭集団を形成しているようだ。
インディアン・エクスプレスが7月28日報じたところによれば、IBPの59.58%のシェアを握る政府は33.58%の売却を計画、戦略パートナーを募集したが、これまでに上記3社の他、地元国営石油会社Indian Oil Corporation (IOC)、Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)、Hindustan Petroleum Corporation (HPCL)、地場肥料会社Nagarjuna Fertilisers Ltd、地元民間石油会社Essar Oil、フランスのTottalfina、オーストラリアのBHPがレースに加わっている。
マーチャント・バンク筋によると、過去の提携関係からインド政府はカルテックスに好感を抱いているが、石油ビジネスの前方総合化を目指すRPLが積極的な動きを見せている。
子会社のBalmer Lawrie Ltdの分離独立とその持株会社の持分売却の方針が決まったことにより、IBPの民営化計画にも拍車がかかっている。同持株会社の持分売却は今年9月に行われ、同売却後、関係持株会社はBalmer Lawrieの60%の権益を握り、残りの40%は一般投資家が保持することになる。
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