2001-07-30 ArtNo.26683
◆Videocon、Kenstar商標下に家電製品ライン拡張
【ムンバイ】年商4000クロー(US$8.5億)の地元家電会社Videocon International Ltd(VIL)は、新ブランド“Kenstar”の下に、製品ラインを拡張する計画だ。
インディアン・エクスプレスが7月25日伝えたところによれば、VILはプレミアム・セグメントに照準を合わせた全自動洗濯機Kenstar Tumble Washを発売した。VILのAnirudh Dhoot重役(CEO)によると、既存の洗濯機の価格は半自動が4490ルピー以上、全自動は2万9000ルピー以上だが、Kenstar's Tumble Washの価格は1万5000ルピーに設定されている。これによりプレミアム・エンド洗濯機市場のシェアを現在の45%から60%に引き上げる計画だ。
洗濯機市場は年率26%の成長を遂げ、ミドル及びアパー・エンドでは需要が供給を上回っている。しかしロー・エンド市場は低迷している。同社はKenstar洗濯機を月間3000~4000台製造・販売する計画で、8月から7クローを投じてKenstar洗濯機の宣伝キャンペーンを展開する。
VILは現在Kenstarブランドの電子レンジを月間3万5000台製造・販売しており、価格はマーケット・リーダー、ナショナル製品の1万7000ルピーを下回る1万1000ルピーに設定している。電子レンジ市場ではナショナルが30%、Kenstarが18%、Samsungが9%、BPLが5~6%のシェアを占めている。VILはKenstar製品の年間売上を2002年末までに、現在の150クローから180クローに拡大する計画だ。同社は昨年Kenstar製品の広告・宣伝に20クローを投じた。
VILは今年10月には電気掃除機とMP3プレーヤー新製品も発売する計画と言う。
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