2001-07-30 ArtNo.26682
◆Videocon、Samsung Indiaの持分売却見合わせ
【ニューデリー】地元家電大手VideoconグループはSamsung India Electronics Ltd(SIEL)の26%持分の売却交渉が不調に終わったことから、少なくとも1年間、同持分を売却せぬ方針を決めた。
ビジネス・スタンダードが7月26日伝えたところによると、SIELの親会社、韓国の三星電子はDhoot一族からSIELの26%の権益を500クロー(US$1.06億)で買い取ることを拒んだ。VideoconグループのN Dhoot会長は、「市況は低迷しており、三星電子側の主張も理解できるため、市況が回復するまで、売却を見合わせる方針を決めた」と語った。Videoconを代表するKuldeep Drabu氏は引き続きSIEL会長のポストにとどまると言う。
市況が低迷しているこの時期に何故売却を図ったのかに関してDhoot氏は、「この種の協議は時間を要するため」と説明した。しかしSIEL幹部は、Videoconとの間でその種の話し合いが行われたことを否定した。
SIELの払込資本は60クローで、三星電子は傘下のReasonable Computer Solutionsを通じてSIELの16.2%のシェアを握っている。
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