【ニューデリー】乗用車市場は全体として依然ファースト・ギア走行を続けているが、高級車カテゴリー、Dセグメント(120万ルピー以上)に関しては、最近発売されたハイ・プロファイルな3モデルが好調な売れ行きを見せている。
エコノミック・タイムズが7月27日報じたところによれば、Mercedes Benz Indiaが5月に発売した208万5000ルピーのC-Classは既に350台販売され、同社は今年12月末までに800台を販売することに自信を見せている。
Honda Siel Cars India(HSCI)が7月初に発売した149万5000/157万5000ルピーのHonda Accordも既に300台が販売され、同社のAnanda Mohan Guptaマーケッティング担当GMは、「市場の反応は期待を僅かに上回っているが、スタート段階の好調が今後維持されるかどうかに注目している」と語った。
今月半ばにHyundai Sonata(120万2000-134万2000ルピー)を発売したHyundai Motor India Ltd(HMIL)の場合もほぼ同様で、発売以来10日足らずにも関わらず55台が販売され、HMILは9月末までに製造予定の400台の消化に自信を見せている。
業界観測筋は、6000-7000台の市場規模を上回ることはないと警鐘しているものの、新たに設けられたDセグメントに対する好奇心と興奮はセールスのスパートを生じさせている。ちなみに成層圏のMercedes Benz S-Classは今年1月以来53台が販売され、今月の予約台数も25台をマークしたと言う。