SEAnews 2001-07-27 ArtNo.26660

【ムンバイ】カラー・テレビジョン(CTV)にビデオ・コンパクト・ディスク(VCD)プレーヤーを組み込んだ14インチの“Combi”を今年初に発売した年商440クロー(US$9370万)のSansui Ltdは、今年末の祝祭日シーズンに向けＶＣＤプレーヤーとともにオーディオ・コンパクト・ディスク(ACD)プレーヤーも組み込んだ21インチＣＴＶを発売する。
インディアン・エクスプレスが7月25日伝えたところによれば、Videocon International Ltd(VIL)傘下のSansui of Kitchen Appliances Indiaは、今年1月に14インチ・コンビをセコンド・タイム・バイヤーをターゲットに発売したが、今回はまだＴＶを所有せぬ初めてのバイヤーをターゲットに21インチ・コンビを売り出す。ちなみに14インチ・コンビの価格は1万1900ルピー(US$253)であるのに対し、21インチ・コンビは1万8900ルピー(US$402)。山水のAnil Khera重役(COO)によると、当面21インチ・コンビを月間1万ユニット製造する。
同社は過去50日間に14インチ・コンビ1万5000台を販売、今後も月間1万台のペースを維持する計画だ。コンビの広告にはこれまでに5クローを投じたが、21インチ・バージョンの発売に伴い、改めて8クローを投じ、宣伝キャンペーンを展開する。21インチ・コンビは様々なデコレーションが可能で、ホーム／オフィス双方のニーズに応じられる。21インチ・コンビの購入者には4000ルピー(US$85)相当のＶＣＤ10枚が進呈される。
一方、山水は21インチ・インターネットＣＴＶの発売計画を当初の7月から9月に延期した。これはインターネットＣＴＶの需要が祝祭日シーズン前夜に拡大に転じると予想されるため。山水は、500万台から400万台に縮小したインドＣＴＶ市場の7.5％のシェアを占めている。同社は2002年には550クロー(US$1.17億)の売上達成を目指すと言う。