2001-07-27 ArtNo.26658
◆韓国三星、洗濯機/冷蔵庫新製品投入、エアコン工場近く稼働
【ムンバイ】韓国三星電子の現地子会社Samsung India Electronics Ltd(SIEL)は洗濯機及び冷蔵庫の一連の新製品を投入する一方、今年末までにエアコン工場を稼働させる。
インディアン・エクスプレスが7月26日報じたところによれば、昨年シングル・タブの半自動洗濯機“Karisma”を発売したSIELは、今月は、年間100万台の洗濯機市場のプレミアム・セグメントに照準を合わせ、6kgのツイン・タブ半自動洗濯機をカリスマ・シリーズに追加した。SIELのRavinder Zutshi副社長(セールス)によると、今年は7万5000台のツイン・タブ洗濯機を製造する。同社は半自動洗濯機市場の10%、全自動洗濯機市場の9%のシェアを占めることを目指しており、来年は、需要動向も見た上でツイン・タブ製品の生産規模を10万台に拡大する。
冷蔵庫については独自開発したツイン・クーリング・システムを採用した霜取り不要ドア・イン・ドア・モデル(570リッターと610リッター)をBio Freshシリーズに追加する。610リッター・モデルの価格は9万2000ルピー(US$1969)と7万6000ルピー(US$1618)、570リッター・モデルは6万8000ルピー(US$1448)に設定される。現在SIELは、250~680リッターの霜取り不要冷蔵庫13モデルを販売しており、価格は2万490~11万6000ルピー(US$436-2470)。霜取り不要冷蔵庫市場の14%、310リッター以上のモデルについては45%のシェアを目指している。
今年上半期にカラー・テレビジョン(CTV)市場全体で8.5%のシェアを占めたSIELは5~6社のディーラーに約6%のインセンティブを提供、21インチ・フラットCTV需要の喚起を図っている。SIELは21インチ・フラットCTV市場では20%のシェアを握り、ソニーの34%に次いでいる。同市場ではLGが17.6%、ナショナル・パナソニックが10.2%のシェアを占めている。
エアコンについては、SIELは今年上半期には、昨年同期を117%上回る販売を達成、ルーム・エアコン市場の15.5%のシェアを占めた。
一方、エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが26日伝えたところによると、SIELは今年上半期に前年同期の902クローを38.3%上回る1247.4クロー(US$2.66億)の売上を実現した。この内、家電部門の売上が640.2クロー、情報技術(IT)/テレコム部門が607.18クローを占めた。
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