1995-08-07 ArtNo.2664
◆<星>電信局、9月1日よりテレコム市場を一層開放
【シンガポール】シンガポール電信局(TAS)は今年9月1日より、テレコム市場の規制を一層緩和する一連の措置をとる。
TASが4日発表したところによれば、9月1日より有料電話の所有者及び賃借人は国内通話、IDD(国際ダイヤル通話)及びSTD(マレーシア・ダイヤル通話)サービスを提供できる。また各種のカードやマルチ・コイン式の有料電話器の使用が即日認められることになった。これらの新サービスを提供する者は申請時に1回限りの手数料30Sドルと1回線に付き16Sドルの年次料金を支払わねばならない。
また有料電話からの通話に対してTASが課している10%の手数料及びクレジット・カードによる通話に対する20%の手数料は廃止され、IDD通話については30セント、STD通話については10セントの固定料金が徴収される。これによりIDD通話者の98%とSTD通話者の94%が恩恵を受けられる。
この他事業主は9月1日よりデータ・サービスやビデオ会議サービスを提供できるようになる。しかしこの種のサービスをサード・パーティーに対して提供する際にテレコムの公示料金を越えるサーチャージを徴収することはできない。(ST,LZ:8/5)
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