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2001-07-24 ArtNo.26638
◆エスコーツ・エンジニアリング部門、二輪車ブームで活況
【ニューデリー】Escorts Ltd(EL)のエンジニアリング部門は国内モーターサイクル販売拡大の恩恵を受け、活況を呈している。
ビジネス・スタンダードが7月23日報じたところによれば、二輪車用ショック・アブソーバーのアフター・セール需要は向こう数年も持続する見通しで、ELエンジニアリング部門の売上は2000-01年の135クロー(US$2875万)から3年内に300クロー(US$6388万)に拡大する見通しだ。
国内最大のカー・メーカー、Maruti Udyog Ltd(MUL)がWagon R用にELが独自開発したガス・ショック・アブソーバーを採用することに関心を表明している。ELはこれ以前にMULにショック・アブソーバーを納入していたが、同社が当時まだ手掛けていなかったガス・ショック・アブソーバーの製造技術をカヤバ工業から手に入れたGabrielにより1996年に同ビジネスを奪われた経緯がある。ELはガス・ショック・アブソーバーの製造でTokikoとタイアップする用意が有るが、後者はインド市場への進出に関してまだ決断を下していない。
ELのDevraj Singh副社長(エンジニアリング部門)によると、エンジニアリング部門を合弁会社として独立させる計画は、暫時棚上げされていた。同社の業績は過去数年の不振から立ち直り、今年の営業額は165クロー(US$3514万)に達する見通しだ。
同社はMcPherson struts等の製造も手掛けており、近くMULから大口の注文を得られるものと期待している。
ELは自動車用サスペンション部門ばかりでなく、鉄道機器部門についても外国企業との提携を通じて業績の改善に成功している。オーストラリアのRexlokとはレール・ファスニング・システムで提携、またドイツのSchakuと近くメインライン・コーチの製造に乗り出す。この他、ノン・アスベスト・フリクション・レス・ブレーキの製造も開始している。しかしインディアン・レールウェイズから大口契約を獲得するには、ある種のアップグレードが必要で、この方面の投資を実行するか否かはまだ決定していないと言う。
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