SEAnews 2001-07-24 ArtNo.26629

【アーマダバード】Gujarat State Petroleum Corporation-Niko(GSPC-N)コンソーシアムは、料金支払い義務不履行を理由にグジャラート州HaziraのEssar Power Ltd(EPL)及びEssar Steel Ltd(ESL)に対する電力供給を停止する方針を決めた。
エコノミック・タイムズが7月23日報じたところによれば、グジャラート州Vadinar製油所の経営建て直しに腐心するEssarグループは新たな難問に直面することになった。ＧＳＰＣ－Ｎは2000年2月にEssarグループと向こう5年間にわたり日量25万立米のガスを100万立方フィート(MCF)当たり3.45米ドルで供給する契約を結んだ。しかしEssarは6月16日から2回にわたり、合計約25クロー(US$532万)の支払いを履行しなかった。両社の契約には2週間ごとの支払いを7日以内に履行せねばならないことが明記されている。また契約では日量25万立米が供給されることになっているが、実際には100万～130万立米が供給されており、25万立米を超える分に関しては1ＭＣＦ当たり3.75米ドルが支払われることになっている。しかしEssarグループが8月以前には支払いを行えないとの声明を発表したため、ＧＳＰＣ－Ｎはやむなく銀行に対して14クローの銀行保証の履行を求めるとともに、ガスの供給をストップしたと言う。
ＥＰＬの500ＭＷ発電施設とＥＳＬの鉄鋼製造施設は、高価なナフサに替えてガスを使用、コスト削減を図ってきたが、ＧＳＰＣ－Ｎの今回の措置で、Essarグループの財政は一層深刻な影響を受けそうだ。