【コルカタ】今年第1四半期(2001/4-6)の鉄鋼完成品の生産高は749万300トンと、前年同期比0.2％下降した。
ビジネス・スタンダードが7月20日伝えたところによれば、需要の軟化に伴い一部の大手企業は大幅な生産削減を実行している。Steel Authority of India Ltd(SAIL)の同期の生産量は6％減の178万6000トン、Tata Iron and Steel Company Ltd(TISCO)のそれは9.8％増の72万5000トンを記録した。Tiscoの生産の拡大は主に、新冷間圧延工場の操業に伴うもの。中小第二次製造業者の完成品生産は1.1％減の334万7000トンを記録した。
公共部門鉄鋼プラントの完成品生産は、Durgapur Steel Plant／Rourkela Steel Plant／Alloy Steel Plant／Visvesvaraya Iron and Steel Plant(VISL)を除き、何れもマイナス成長を記録した。Bhilai Steel Plant の完成品生産は5.9％減の50万トン、Bokaro Steel Plant(BSP)のそれは10.6％減の70万7000トン、Indian Iron & Steel Co (IISCO)とSalem Steel Plant(SSP)のそれは6％と71％の落ち込みを見た。
今年第1四半期の銑鉄生産は5.5％アップ、海綿鉄生産は0.1％ダウンした。
消息筋によれば、国内鉄鋼産業の生産高は昨年12％の成長を記録したが、今会計年度の初めからマイナス成長に転換、今年3月以来の在庫拡大で、製造業者は生産削減を強いられたと言う。