2001-07-23 ArtNo.26617
◆SAIL、石油/ガス業界向け鋼材の主要サプライヤー目指す
【コルカタ】Steel Authority of India Ltd (SAIL)は、急成長する石油/ガス部門に対するAPI(American Petroleum Institute)グレード鋼材の主要サプライヤーになることを目指している。
ビジネス・スタンダードが7月20日伝えたところによると、SAIL傘下のRourkela Steel Plant (RSP)は国内の主なパイプライン・プロジェクトに溶接スパイラル・パイプを供給している。ペトロネットMHBが手掛けるMangalore-Hassan-Bangaloreパイプライン・プロジェクトには、直径20インチのAPIグレード・パイプ109キロを納入、24.85クロー(US$529万)の売上を実現した。
SAILは他の鉄鋼会社にもAPI基準を満たした鋼管製造用の鋼板や熱間圧延コイルを納入している。APIグレード鋼材の価格は、ベース・グレード製品に比べトン当たり70-80米ドル割高で、インド国内におけるAPIグレード鋼板需要は約70万トン、内7%ほどがハイ・グレードに属している。
SAILはBhilai、Bokaro、Rourkelaの3工場のキャパシティーに基づき、異なるサイズのAPIグレード鋼板/熱間圧延コイルの製造戦略を既に立案している。またAPIグレード製品16万トンの輸出契約も獲得したと言う。
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