2001-07-23 ArtNo.26616
◆DRF、Novartisに抗糖尿分子のライセンス提供
【ハイデラバード/ムンバイ】Novo Nordiskは、Dr Reddy's Labs(DRL)が開発した第2抗糖尿分子(anti-diabetes molecule)DRF2725の商業化を目指し、Novartis Pharma AGと提携した。
インディアン・エクスプレスが7月20日報じたところによれば、Novo Nordiskは1998年8月にDr Reddy's Research FoundationからDRF2725のライセンスを認められた。今回の合意の下、Novartisは米国/カナダ/メキシコにおいてDRF2725を商業化する独占権を認められ、Novo Nordiskは米国におけるある種の権利を留保する。NH622と改めて命名された当該化合物は現在北米でタイプ2糖尿病の治療用に開発されている。
DRLのAnji Reddy会長によると、Novo NordiskはNovartisのような強力なパートナーを得たことにより、DRF 2725の北米におけるプレゼンスを確立できる。DRF4158に続き、DRF2725のライセンスをNovartisに与えたことにより、DRLとNovartisの関係は益々強化された。その実、DRLは1997年にも別の抗糖尿分子DRF2593のライセンスをNovartisに与えている。これまでにDRLはNovartisから上記2つの化合物のライセンス料及びロイヤルティーとして800万米ドルの支払いを受けている。
アナリストによると、目下当該化合物はNovo Nordiskの手で第2次臨床開発が進められており、新製品が2003年以前に発売される可能性はないと言う。
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