【ムンバイ】Tata Iron and Steel Company Ltd(Tisco)の今年第1四半期の純益は20.53クロー(US$437万)と、昨年同期の101.40クローに比べ79.75%下降した。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが7月19日報じたところによれば、第1四半期の営業額は昨年同期の1728.27クローから1611.41クロー(US$3.43億)に6.76%、営業利益は357.74クローから309.88クロー(US$6599万)に13.37%、粗利益は270.16クローから201.20クロー(US$4284万)に25.52%、それぞれ下降した。これに対して従業員の整理に伴う補償支出は昨年同期の47.49クローから56.34クロー(US$1200万)にアップした。
J J Irani重役(MD)によると、純益の下降は主に製品売上が72万5317トンから68万6528トンに縮小したのに伴うもの。冷間圧延/熱間圧延製品双方の売上が下降したが、これら両部門には同社の利益の最大部分が関わっている。同期には生産量も83万4906トンから81万9939トンにダウンした。ちなみに純益には子会社Hitech Drilling ServicesをAban Lloydに売却した11.50クローの代金も含まれている。
売上の下降は国内経済全般のスローダウンと米国やその他の主要市場におけるインド製鉄鋼製品の輸入規制に伴うもの。第1四半期の輸出売上は昨年同期の177.42クローから121.27クロー(US$2582万)に31.64%下降した。第1四半期には鋼板の国際価格が周期的市況の谷底に落ち込み、国内鋼板価格にも影響を及ぼしたと言う。