SEAnews 1995-01-24 ArtNo.266

【クアラルンプル】ＫＬエレクトロニク・マニュファクチュアリング(KLEM)は国内市場の成果に励まされ、自動データ交換機や複数のＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)によるプリンタの共用を可能にするインテリジェント・プリンタ・シェアリング・ケーブルの海外市場開拓に本腰を入れる。
ＫＬＥＭのウォン・カイロン重役(GM)によれば、シンガポールで昨年6月から営業を開始した払込資本100万Ｓドルの国際業務担当子会社ファルコ・テクノロジーズPte Ltdは目下米国市場進出の準備を進めており、相手先商標製造(OEM)や相手先デザイン製造(ODA)契約を含む複数の商談がまとまりかけている。ＫＬＥＭは米国の他、欧州や日本市場進出も目指しており、出荷量も昨年の1万5000ユニットから今年は10万ユニットに拡大するものと期待している。ＫＬＥＭの開発したこの他の商品には、ローカル・エリア・ネットワーク下の複数のＰＣにファイル交換や印刷作業のために代替パスを提供するファルコ・ファースト・パラレル・ポート・ネットワークも含まれる。同商品はオプティカル・ドライブ、テープ・バックアップ・システム、ＦＡＸモデム・カード等にも使用できる。また目下開発中のＢｉトロニク機能を備えたエクステンダーは500フィートの範囲内におけるＰＣとプリンタ間の両方向のコミュニケーションを可能にする。同製品は市場に出回る全てのプリンタと互換性を有し、年内にも完成する見通しだ。(CT:1/23)