SEAnews 2001-07-20 ArtNo.26598

【ニューデリー】昨年(2000-01)のパーソナル・コンピューター(PC)販売台数は前年の140万台から188万台に34％の成長を記録したものの、一昨年の成長率37％には及ばなかった。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが7月19日、情報技術製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association of Information Technology)とインド市場調査局(IMRB:Indian Market Research Bureau)が共同で実施した年次調査報告を引用し、伝えたところによると、今年のＰＣ販売台数は250万台に達するものの、伸び率は30％にさらに鈍化する見通しだ。
MAITは、上半期の市況軟化から昨年のＰＣ販売台数を当初予想の190万台から175万台に下方修正していたが、下半期に入って大企業の購買が拡大、最終的に当初の予想に近い数字になった。
昨年の多国籍ブランドＰＣの市場シェアは前年の23％から27％に拡大、インディアン・ブランドのシェアも19％から20％に僅かにアップした。その反面アセンブルＰＣ(assembled PC)の市場シェアは一昨年の58％から53％に縮小した。
ビジネス市場向けＰＣ販売は昨年31％の成長を見、ＰＣ販売台数全体の78％を占めたが、ホーム・マーケットも45％の成長を遂げた。ホーム・マーケットに関してはＳＥＣ(socio-economic class)Ｂのシェアが前年の23％から31％に拡大、ＳＥＣＡのシェアが77％から69％に縮小した。
昨年のサーバー販売台数は一昨年の5万6760台から6万4090台に13％の伸びを見たものの、成長率は前年の58％を大きく下回った。これにはDotcomバブルの崩壊が反映されており、ＭＡＩＴは今年の成長率を30％と見積もっている。