2001-07-19 ArtNo.26586
◆ソフト/自動車輸出、第1四半期にマイナス成長記録:Ascon
【ニューデリー】インド産業連盟(CII)合同委員会(Ascon:Associations Council)の産業モニター・レポートによれば、今年第1四半期(2001/4-6)には、調査された40業種中17業種の輸出が前年同期に比べ成長を加速させたが、自動車、ソフトウェアを含む残りの業種は成長の鈍化、もしくはマイナス成長に陥った。
ビジネス・スタンダードが7月16日伝えたところによれば、自動車輸出は5%の落ち込みを見、昨年同期の55%の成長とは対照的な数字になった。しかし向こう6ヶ月の輸出はプラス成長が予想されている。今年第1四半期には乗用車輸出が104%の驚異的な成長を見たものの、軽商用車輸出は-5%、中大型商用車輸出は-52%、多目的車輸出は-33%、スクーター輸出は-22%と、いずれもマイナス成長を記録した。
米国経済の不振は第1四半期のソフトウェア・サービス輸出の成長にネガティブな影響を及ぼし、前年同期の53%から40%に鈍化した。
製薬業界の輸出成長率も昨年同期の16%から11%に鈍化、同部門は向こう6ヶ月についても15%を超える輸出は望めないと見られている。
とは言え、砂糖輸出は今年第1四半期に600%の成長を見、タイヤ輸出の伸びも昨年同期の-17%から+17%に転換した。タイヤ業界は向こう6ヶ月間には15~20%の成長を見込んでいる。冷間圧延スチールの輸出は昨年同期のゼロ成長から13%の伸びを回復、テレビジョン輸出の伸びも-20%から+15%に転換した。
また国内のリセッションに対応し、輸出に活路を見出そうとしている業種も存在する。鉄鋼輸出は昨年同期の-12%から+2.4%に転換、向こう6ヶ月には5%の成長が期待されている。
自動車部品輸出は今年第1四半期に10%の成長を実現、向こう6ヶ月には15~20%の伸びが見込まれている。
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