2001-07-17 ArtNo.26569
◆繊維/工学品/化学品が昨年の20%の輸出成長牽引
【ニューデリー】昨年(2000-01)20%の健全な輸出成長を実現した産業部門の中でも、インドの総輸出の50%以上を占める繊維/工学品/化学品の3部門がスター・パフォーマンスを示し、宝飾品/コーヒー/タバコ/カシューナッツ/カーペット等の輸出の落ち込みをカバーした。
エコノミック・タイムズが7月16日、商工省商務部の統計を引用し伝えたところによれば、総輸出の12.89%の比重を占める工学品輸出は30.32%増の57億1500万米ドル、同13.95%の比重を占める化学品輸出は25.89%増の61億8300万米ドル、単一品目としては最大の24.35%の比重を占める繊維輸出は17.7%増の107億9500万米ドルをマークした。繊維部門の成長率は、平均輸出成長率を下回ったものの、低調なグローバル・マーケット・コンディションを配慮するなら、依然として特筆に値する。
製造業品目では、電子製品輸出が54%増の11億1900万米ドルをマークしたものの、総輸出に占める比重は2.5%に過ぎない。この他、総輸出の3.14%の比重を占める海産品輸出は17.87%増の13億9300万米ドル、同2.61%の比重を占める鉱石・鉱物輸出は26.40%増の11億5700万米ドル、同4.40%の比重を占める皮革製品輸出は22.72%増の19億5100万米ドルを記録した。
各種農産品の総輸出に占める比重は一般に低く、1%を超える比重を占める数少ない農業関連品目中、加工食品/食油輸出はプラス成長をマークしたものの、米穀輸出は11.21%の落ち込みを見た。
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