SEAnews 2001-07-17 ArtNo.26567

【ニューデリー】今年第1四半期(2001/4-6)には調査された国内産業85業種中58業種の成長が鈍化し、中でも25業種はマイナス成長を記録した。
エコノミック・タイムズ及びビジネス・スタンダードが7月15／16日、インド産業連盟(CII)Associations Council(Ascon)の調査レポートを引用して伝えたところによれば、今年第1四半期にマイナス成長を記録したものには、軽商用車－23％、スクーター－18％、モーペッド－54％、開閉器－54％、繊維機械－27％、変圧器－4％、アルミ押出、ナイロン・フィラメント・ヤーン、電線、カラー・テレビジョン・セットが含まれ、またアルミニウム、セメント、自動車部品、乗用車、タバコ、鉄鋼、肥料等の部門の成長が鈍化した。
しかし景気復調の兆しも見られ、建設、冷延鋼帯、加工食品、住宅金融、麦芽食品等の業種は今年第1四半期にプラス成長をマーク、この他、37業種が第2四半期の成長率が第1四半期を上回ると予想、向こう6ヶ月の成長率が2000年4月～2001年5月の14ヶ月間の成長率を上回ると予想したものは41業種に及んだ。
例えば消費者用電子製品／カラー・テレビジョンは今年第1四半期に10％のマイナス成長が記録されたが、向こう6ヶ月間には5％の成長が予想され、第1四半期に0.5％の成長を見た冷蔵庫、5％のマイナス成長に陥った洗濯機の販売台数は、向こう6ヶ月間に5～10％の成長が見込まれている。第1四半期にマイナス1％の成長を記録した自動車産業も向こう6ヶ月間には5％前後の成長が予想された。