2001-07-16 ArtNo.26561
◆Eli Lilly、インドをバルク薬品のアウトソーシング・ハブに
【ニューデリー】最近、Eli Lilly Ranbaxy Ltd(ELRL)の50%の権益を1700万米ドルで、合弁パートナーのRanbaxy Laboratoriesから買い取った米国拠点の製薬会社Eli Lilly and Company(ELC)は、地元企業2社と胃腸病及び結核治療用バルク薬品のインドにおけるアウトソーシング交渉を進めており、間もなく交渉は妥結する見通しだ。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが7月14日報じたところによれば、ELRLのRajiv Gulati重役(MD)は13日記者会見し、以上の消息を語った。それによると、ELCはインドをバルク薬品のグローバル・アウトソーシング・ハブにすることを検討している。
ELRLはまた臨床試験に照準を合わせ、化学調査は地元企業に下請けに出す計画で、この方面でも複数の地元企業と交渉を進めている。 臨床試験に関しては癌、取り分けインドに特徴的な首や頭に関わる癌の研究に照準を合わせている。
ELCは目下インド市場に15ブランドの薬品を投入しているが、複製が困難なハイテク薬品のみを紹介、当面インド市場における薬品の種類を拡大することは計画していない。
今年のELRLの売上は昨年の90クローから112クローに拡大するものと予想されている。ELRLのRanbaxy持分買収手続きは8月までに完了すると言う。
|