【ムンバイ】マハラシュトラ州ムンバイ拠点の空調/商業用冷機会社Blue Star Ltd(BSL)は、4つの自主ビジネス・グループ(ABG:autonomous business groups)から成る既存の組織を、プロジェクトの性格/価格総額/客筋/流通チャンネル等を配慮した6つの戦略ビジネス・ユニット(SBU:strategic business units)に再編する。
エコノミック・タイムズが7月14日報じたところによれば、既存の4つのABGとは、1)空調プロジェクト(airconditioning projects)、2)パッケージ空調サービス(packaged airconditioning)、3)商業用機械(commercial equipment)、4)専門用途電子・産業用製品(professional electronics and industrial Products)。これに対して再編後組織されるSBUとは、1)空調・冷機特殊プロジェクト部門(airconditioning and refrigeration special projects division)、2)空調プロジェクト部門(airconditioning projects division)、3)パッケージ空調サービス部門(packaged airconditioning Division)、4)ルーム・エアコン部門(room airconditioners division)、5)商業用冷機部門(commercial refrigeration division)、6)中央空調サービス部門(central airconditioning service division)。これらのSBUを設ける目的は、法人/商業顧客ベースを拡大し、輸出を加速することにある。
BSLのSuneel M Advani社長兼副会長によると、創業以来58年を迎えたBSLは、それ自身を何度も変身させ、時代の流れや市場の変化に順応して来た。今回の組織再編は中核とするコンピテンシーを強化し、顧客に一層照準を合わせ、コストを削減、市場におけるリーダーシップを維持することを目指している。
Mohan T Advani氏により1943年にエアコン/冷蔵庫の再生・修理会社として創設されたBSLは、1969年に株式を公開、1983年にはBlue Star Infotechを分離独立させ、ソフトウェア・サービスにも本腰を入れた。
BSLの2001年3月期年商は、前年比15%増の509.81クロー(US$1.086億)、純益は同55%増の23.54クロー(US$501万)をマーク、セントラル・エアコン市場では32%のシェアを握っていると言う。