【ニューデリー】家電会社各社の5月と6月のカラー・テレビジョン(CTV)販売は、それ以前の6ヶ月に及ぶスローダウンから力強いプラス成長に転じ、明るさを回復している。
ビジネス・スタンダードが7月14日伝えたところによれば、今年4月以前半年間のCTV小売販売の成長率は僅か3~4%にとどまり、卸売段階では16%のマイナス成長が記録された。しかし5月には業界全体で41万2000台、6月には42万1000台(何れも推定値)が販売され、それ以前の月間平均35万台を大きく上回った。5月の販売台数は昨年同月比14.8%、6月は15%成長したものと見られ、6月の販売台数は5月に比べても2%増加した。このため8月に向けて売上が一層拡大するものと期待されている。
地元家電会社VideoconのN Dhoot会長兼MDは、同社の6月の売上は5月を10%上回ったとし、7月には業界全体で15%、8月以降は順調なモンスーンと農業生産の好調に支えられ、少なくとも25%の成長が期待できると語った。
National Panasonic India LtdのGurdeep Singhセールス/マーケッティング/サービス担当部長は「モンスーンは農村部の需要を急増させ、都市部にも波及効果を生じさせる」と予想、目下ロー・ベースのハイエンド・セグメントに照準を合わせている同社のCTV販売は30%の成長が見込めると予想した。
Samsung India Electronicsの幹部は、同社は5月と6月には合計8万8000台を販売、7月には売上の一層の飛躍が見込めるとするとともに、ここに来て小売価格も安定したと指摘した。
LG Electronics幹部も過去2ヶ月の売上には顕著な改善が見られ、6月には12%の成長が記録されたと語った。