2001-07-13 ArtNo.26539
◆ケムプラスト、PVC事業に対する国際ファンドの認可獲得
【チェンナイ】Sanmarグループに属するタミールナド州チェンナイ・ベースのChemplast Sanmar Limited (ケムプラスト)は、タミールナド州Cuddalore県に500クロー(US$1.06億)を投じて年産15万トンの塩化ポリ・ビニール(PVC)製造施設を設ける計画で、国際金融機関2社、International Finance Corporation (IFC)とGerman Investment and Development Corporation (DEG)の原則的承認を獲得した。
インディアン・エクスプレスが7月13日、SanmarグループのN Sankar会長の言として伝えたところによれば、これは、ケムプラストが過去5年間手掛けてきた汎用塩素化学品ビジネスの初の主要な拡張プロジェクトで、数日前にFICとDEGの原則的認可を取得、目下、地元Industrial Development Bank of India (IDBI)の回答を待っている。IDBIはプロジェクトの採算性に検討を加えている。金融機関の承認が得られたなら、プロジェクトの負債/自己資本比率等の詳細が固まる。ケムプラストはプロジェクトの過半数権益、恐らく50~60%を取得、残りは金融機関にオファーする予定だ。
ケムプラストは既にタミールナド州Metturに年産6万トンのPVC製造施設を有するが、同施設は新プロジェクトに統合される。
プロジェクトに充当する用地の目星はついており、原料の輸入や製品輸出のための埠頭も建設される。
インドのPVC需要は、現在年間約60万トンと見積もられ、年率15~18%の成長を見ていると言う。
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