2001-07-13 ArtNo.26537
◆今年のGDP成長率、農業生産の復調で6.3%マーク:CMIE
【ムンバイ】インドの今年(2001-02)の国内総生産(GDP)成長率は、農業部門の力強い復調に支えられ、昨年の5.2%から6.3%に加速する見通しだ。
エコノミック・タイムズが7月11/12日伝えたところによれば、インド経済監視センター(CMIE:Centre For Monitoring Indian Economy)は10日、以上の見通しを発表した。それによると、農業部門の成長率は昨年の0.2%から9%に加速するものと見られ、食用穀物の生産は8.2%、非食用穀物の生産は10.3%の成長が見込まれる。
しかし工業部門は最良でも4.5%の成長が望めるに過ぎない。好調な農業部門の工業部門に対する波及効果は早くても今年末か来年にならなければ現れない。工業部門の成長率が昨年の5.3%から4.5%に鈍化する他、サービス部門の成長も昨年の7.7%から7%に減速する見通しだ。
投資も引き続き低調が予想される。これは部分的に消費需要の低迷に伴うもので、消費需要の拡大は農村所得が拡大するまでは望めない。また都市部の需要も資産価値の下落で冷え込んでいると言う。
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