SEAnews 2001-07-12 ArtNo.26532

【ムンバイ】年商4000クロー(US$8.5億)の地場家電メーカー、Videocon International Ltd(VIL)は、先月発売したばかりの650ワット、21インチのMegaflatカラー・テレビジョン(CTV)の価格を1万8500ルピー(US$394)から1万5000ルピー(US$319)に引き下げる。
インディアン・エクスプレスが7月9日伝えたところによると、ＶＩＬのAnirudh Dhoot会長兼ＣＥＯは同紙に以上の消息を語った。目下のところやはり地場のＣＴＶメーカー、Mirc Electronicsの650ワット・フラットＣＴＶ“KY Thunder”は1万6000ルピーだが、ＶＩＬは8月からライバルの製品を下回る価格をオファー、売上の拡大を図る。
ＶＩＬは来月また、29インチの“Megaflat 650 watt Thunder Gold”を2万6000ルピー(US$554)で発売する。
ＶＩＬはサンダー・ゴールドを月間2000～3000台製造・販売する計画で、同計画に10クロー(US$213万)を投資する。同社は先月21インチ・メガ・フラット650を1万セット販売した。同社は初年度にメガ・フラット650とサンダー・ゴールドを合計4万台販売、2002年末までに約10.40クロー(US$221万)の売上を実現することを目指している。
一方、昨年10月に21インチのインターネット・テレビジョンを発売したＶＩＬは、これまでに同製品1万セットを販売したが、向こう2ヶ月間にインターネット対応ＣＴＶのカバー範囲を14インチ製品と29インチ製品にも拡大、各1万4000ルピーと3万2000ルピーで発売する。
Dhoot氏によると、ＣＴＶ業界を襲ったリセッションで、インターネット・テレビジョンはまだムンバイ、プネー、デリーで販売されているだけで、2001年末までに45％のシェアを占める目標も実現されていない。しかし2ヶ月以内にゴア、グジャラート、マドヤプラデシュ、マハラシュトラにまでインターネット・テレビジョンのマーケッティング・ベースを拡大する。
昨年は広告宣伝に4クローを投じたが、今年は8クロー(US$170万)を投じてメガ・キャンペーンを展開する計画だ。これにより2002年末までにＣＴＶ市場のシェアを現在の17％から20％に拡大する。
ＶＩＬは、輸出面でも成果を上げており、これまでにシベリア、ドゥバイ、イラン、アルジェリアに合計5万台のインターネット・テレビジョンを輸出した。またアルジェリアから14／21／29インチ・フラット・インターネット・テレビジョン2万5000台の注文を得ており、数カ月以内に出荷する計画と言う。