SEAnews 2001-07-12 ArtNo.26529

【ニューデリー】米国拠点のバックアップ・ソリューション・メジャー、ＡＰＣは、1年内にインド及びアジア太平洋地域における精密空調システム及び直流(DC)電力設備のニーズに応じる新ビジネスに乗り出す。
インディアン・エクスプレスが10月7日伝えたところによれば、2つの新ビジネスは、戦略的アプリケーション領域における施設やデータ・センター／ネットワーク・アクセス・プロバイダーをターゲットにした主軸商品で、ＡＰＣはインドでＤＣプラント調整器具を製造することも検討している。
無停電電源装置(UPS)市場の指導的プレーヤーとして知られるＡＰＣは、ホーム・ネットワーキング、ビジネス・ネットワーク、ファシリティー＆データ・センター領域の各種製品のマーケッティングを手掛けている。
ＡＰＣのカントリー・マネージャー、Anand Iyer氏によると、テレコム及びインターネットにより牽引される領域、取り分け音声とデータ・アプリケーションの統合が重視されるような領域に照準を合わせる。ＡＰＣは昨年Air Flow社を買収、CRAC(computer room airconditioning)とも呼ばれる精密空調ビジネスに参入した。それ以来、ＡＰＣは、取り分けデータ・センターが必要とするデリケートな環境を維持するシステムに力を入れている。
ＤＣパワー・プラント・ビジネスについては、関係機器が直流電気のみを処理することから、専らテレコム部門に照準が合わされるが、ＤＣパワー・プラントをワンセットで供給するか、ＤＣパワー調整器具のみを供給するか、目下検討している。同社のプランは目下、電気通信評価委員会(TEC:telecom evaluation committee)の認可を待っており、同認可が得られたなら、詳細なビジネス・プランの認可を申請する。
ＵＰＳビジネスについては、ホーム・ネットワーキング、ビジネス・ネットワーク、データ・センターの3領域の先端製品に照準を合わせている。ホーム・ユーザー領域では、緊急時にシステムを自動的にシャットダウンできるモデム・ライン・プロテクション及び関係ソフトウェアを最近発売したと言う。