【コルカタ】ホンダは西ベンガル州コルカタにFormula 1(F1)レース・トラックを設ける計画に関心を寄せている。
ビジネス・スタンダードが7月10日伝えたところによれば、Honda Siel Cars India Ltd(HSCIL)のA M Gupta重役(GM)はこのほど同紙にホンダのF1レース・トラック・プロジェクトに対する姿勢を明らかにした。それによると、ホンダはこれ以前からこの種の国際的催しに支援を提供しており、コルカタに国際レースのトラックを建設すると言う計画に関心を寄せている。同プロジェクトが具体化するならホンダは勿論参画を希望する。実際のところ、これまでインドには国際水準のモータースポーツが存在せず、ホンダがこの種の領域に進出する機会も無かった。ホンダは国際水準を備えていない催しに、その商標を用いることはできないと言う。
見積もりコスト350クロー(US$7453万)のコルカタF1プロジェクトは、西ベンガル州政府と英国拠点のGrand Prix India Plc(GPIP)が関係覚書を交換したものの、その後ほとんど進捗を見ていない。新タウンシップが目下開発されているRajarhat地区に用地を確保した州政府は、GPIPの詳細報告(DPR:detailed project report)が提出されるのを待って、最終判断を下す方針だ。
コルカタF1レース・トラック計画が具体化するなら、ホンダのインドにおける広告支出も現在の年間10クロー(US$213万)から大幅に拡大し、ホンダ・ブランドのインドにおける支配的地位も強化される見通しと言う。