2001-07-10 ArtNo.26519
◆インド、アジア太平洋地域最大のコール・センター市場に
【ニューデリー】インドは向こう5~7年内に日本を含むアジア太平洋地域最大のコール・センター市場として浮上する見通しだ。
エコノミック・タイムズが7月7日、コンサルタント会社Frost & Sullivanの最新報告書を引用し伝えたところによれば、域内のコール・センター市場規模は昨年、ハードウェア/ソフトウェアを含め7億米ドルに達したものと見られる。インドの市場規模は2100万米ドルと、第7位にランクされたものの、高い英語能力と低コスト労働力を梃子に急速に台頭するものと見られる。米国ではコールセンター・オペレーターの月間給与は4000米ドルにのぼるが、インドでは280~300米ドルで済む。
サイズからすれば日本とオーストラリアが2億8600万米ドルと1億5800万米ドルで、1位と2位を占め、以下、中国、韓国、ニュージーランド、香港、インド、シンガポール(US$2030万)、フィリピン(US$980万)と続く。
シンガポールはアジア太平洋地域のセンターとしての地位を維持するが、オペレーターはより高付加価値なサービスにシフト、専門化する見通しと言う。
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