2001-07-09 ArtNo.26494
◆フィリップス、セル式電話/帯域業者に言語処理技術売り込み
【ムンバイ】Philips Indiaは主要なセル式電話サービス会社や広帯域サービス・プロバイダーに、スピーチ・プロセッシング技術の売り込みを図っている。フィリップスの親会社は、インド・テクノロジー産業の飛躍的な成長の潜在性も配慮した長期戦略に基づきこの種の領域に力を集中する方針を決めた。
インディアン・エクスプレスが7月5日報じたところによれば、Juzz Phoneは、フィリップス・インディアがチェンナイ拠点のDSQ Worldと共同開発したボイス・ポータルを採用、営業僅か6週間に10万通話以上の記録を打ち立てた。Juzz Phoneは、オンライン選挙速報、ニュース、星占いの他、間もなくEメール音読サービスや株式取引情報サービスを開始する。同社はムンバイに続き、デリー、ムンバイ、バンガロールでも同様のサービスを開始する方針だ。
フィリップス・インディア消費者用電子部言語処理課のビジネス・マネージャー、Sameer Dania氏によると、セル式電話会社の競争の勝敗は付加価値サービスにかかっていることから、テレコム部門における言語処理ビジネスの大きな成長の機会が見込まれる。フィリップスはあらゆる種類の言語に対応したインターフェースを提供できる。フィリップスはインド訛の英語に対応したモデルを既に開発、近くそのマーケッティングに乗り出す。ヒンディー語バージョンも間もなく開発され、別に3種類のローカル言語バージョンが準備されつつある。
フィリップスは最近、最新の英語処理技術製品“Guardianangel(守護神)”を発売したが、同製品は間もなくインドにも紹介される。ガーディアンエンジェルは、Eメールの音読/FAX/電話/日記管理/会議等の支援サービスを提供する仮想オペレーターで、フィリップスの言語処理担当取締役、Albert RR Kooiman氏によると、フィリップスの言語処理技術は世界をリードしており、同社は急速に変化するビジネスのニーズに応じ、絶えず新たなアプリケーションや新製品を開発していると言う。
|