【コルカタ】Steel Authority of India Ltd (SAIL)とTata Iron and Steel Company Ltd(TISCO)の使用者と労組は非管理職給与問題で合意に達した。
ビジネス・スタンダードが7月3日報じたところによれば、新賃金制は鉄鋼省及び鉄鋼2社の労使代表の政労使3者会議で合意された。消息筋によると、SAILの最低基本給はこれまでの2100ルピーから4000ルピー(US$85)に、非管理職の最高基本給は、これまでの5028ルピーから1万1400ルピー(US$535)に、それぞれ引き上げられた。新給与は2001年1月1日より導入される。Sailは2日、労組と関係覚書を交換したものの、最終契約は鉄鋼省の承認を得た後調印される。
Tiscoの非管理職スタッフは4万3000人、SAILのそれは14万人で、今回の合意は国内のある種のカテゴリーの賃金に大きな影響を及ぼすものと予想される。TISCOスポークスマンは企業経営に対する最終的な影響はまだ算定されていないと語った。
給与見直しはSailの依願退職スキームにも影響を及ぼしそうだ。Sailは1万6000人の管理職に対する新給与も2001年1月1日より導入する。同給与はMohan判事に率いられる委員会の提案に基づくものだが、Tiscoスポークスマンは当面SAILに同調せぬ方針を明らかにしている。